子役活動で気になる実際のオーディションの内容と流れについて紹介します♪事務所に所属した後の一般的なオーディションの流れって一体どんな感じなの?と気になる人は必見!合格率(通過率)があがるコツも僭越ながらアドバイス!

子役オーディションの基本の流れ

大人も子供も「オーディション」と呼ばれるものは基本的に流れは同じ。

まず最初に事務所に所属している場合は、担当マネージャーから案件の話をもらったり、オーディション情報が載っているエントリーシートを見て「エントリーする」必要があります。

オーディション日や、撮影日などの予定と簡単なお仕事内容などの確認をして、スケジュールに問題なければオーディションを受ける意思表示(エントリー)をしましょう。

その後、クライアント側の「書類選考」があり、書類選考に通過した人が「実技審査」へと進みます。

オーディションには何人くらい来るの?

オーディションを受ける人がもれなく気になるところですが、こればかりは会場に行かないと分かりません。さらに時間帯で人数が区切られている場合などは、会場に行っても正確な人数は分からない事が多いです。

オーディションの心得

受けている人数が多そうでも、決まる時は決まるのであまり気にしないことです。逆に決まればラッキー位のスタンスでOK!

子役オーディションの内容と流れ~ドラマ・映画などの映像系~

ドラマや映画などで役名が付いている時の主な審査内容と流れをみていきましょう。

ステップ1.書類選考

書類審査では、役柄の年齢・身長・イメージを審査している事がほとんど。例えば、大人の俳優さんの幼少期や有名俳優さんの子供役などは、雰囲気が似ている子が有利なことも。

オーディションの心得

書類選考は落ちてもあまり気にしないこと!今回の役柄がイメージとは違ったんだと割り切りましょう。

ステップ2.実技審査

映像系の実技審査では、ほぼ100%演技の審査があります。

セリフなどの課題は事前に渡されることもあれば、当日に渡されることも。人数や役柄にもよりますが、二次審査や三次、四次まであることもあります。

目安ですが、複数回に渡って審査があるほど大きい役であることが多いです。重要な役どころのため制作側もしっかりと見極めたいということなんでしょう。

逆に1話だけのちょっとしたセリフのみとかの場合だと、結果がその場で出ることもあります。

子役オーディションの内容と流れ~CM・スチールなどの広告系~

CM、スチール、キッズモデルのオーディションの流れを紹介します。

ステップ1.書類審査

書類審査では、役柄の年齢・身長・イメージを審査している事がほとんど。映像よりも広告の方がイメージ重視かもしれません。

ステップ2.実技審査

CMの場合は、オーディション会場に絵コンテが置いてあり、絵コンテ通りに実際動いてみる審査がほとんどです。

スチールやキッズモデルの場合は、カメラテストをしてオーディション審査をするパターンと、本番として撮影し、採用された人が実際の媒体に掲載されるというパターンがあります。

子役オーディションの内容と流れ~ミュージカル・演劇などの舞台系~

ミュージカルや舞台のオーディションは大掛かり。主な流れを紹介します。

ステップ1.書類審査

ミュージカルの書類審査では、音源の提出・動画の提出があることが多いです。

募集の条件として、身長、年齢に加え、音域の条件などもあります。

顔のイメージ・スタイル・歌を総合して書類審査が行われることがほとんどです。

ステップ2.実技審査

書類を通過すれば課題が送られてきます。その課題を実技で披露することになります。

ミュージカルや舞台のオーディションでは基本的に「コールバック」と呼ばれるものがあります。二次審査、最終審査のようなものです。

またコールバックも一日で完結する場合と、次の審査は翌日または別日という場合も。

会場に行かない子役オーディションもある!

CM、WEB、広告、ラジオ系では、会場に行かずにお仕事が決まることもあります。一般的に「書類案件」と呼びます。

「書類のみ」or「書類+音声データ」or「書類+動画」で採用結果が出るので、オーディション会場に行かずに済みます。

実は大手も多い書類案件

一見、会場押さえてオーディションしないなら大きい案件ではないのかな?と思いますよね。(失礼)

実は大手企業の案件の事もあります。情報漏えいを徹底的に防ぐために、あえて会場オーディションを控えるパターンです。

子役オーディション合格率UPのコツ☆

ここからは、実際にどうしたら少しでも合格に近づくことができるのかをアドバイスします!ママ子なりにこれまでの傾向と実際にやってきた事です。

※必ず合格するというわけではありません。あくまでも参考程度にどうぞ!

ドラマ・映画など映像系の合格UPのコツ

映像系の場合は、まず課題が事前に配布されているかどうかがポイント!

事前に課題が分かっている場合

前もって役柄やセリフが分かるので、泣くのか笑うのか驚くのか…どんな役柄でどんな演技を求められているのかに取り組みましょう。

その際に大事なことは、

自分の解釈が正しいとは限らないので、必ず何パターンを作っておくこと。

オーディションでは自分が思っていた解釈とは違ったの演技を求められることもあります。この監督から「こんな感じでやってみて?」と言われることもあります。その時に引き出しがなく、固まってしまってはもったいないですよね。

例えば、「こ、怖くないもん。」という台詞があったとします。この時に(怖がりながら)とか指示があればその通りにすれば良いのですが、ないことが多い。

何となく怖がりながら「こ、怖くないもん。」と練習していたら、オーディションで監督から「ちょっとおどけた感じでやってみて」とか「もっと怒りながら言ってみて」とか実は色んなパターンが想定されるわけです。特に「?」や「!」はなく「。」だとそのパターンの正解は監督のみぞ知るです。

セリフの流れからオーソドックスなパターンと、少しニュアンスを変えたパターンを用意しておくと良いでしょう。

幼児は保護者のサポートが必須!

まだ文字の読めない幼児の場合は、保護者が台詞を教えてあげましょう。この時、自分の台詞だけではなくて、セリフを言うタイミングも教えておくこと!

当日に課題渡しの場合

もちろん当日渡されてすぐに審査!ということは少なく、30分ほど覚える時間を設けてくれることがほとんどです。台詞の量も比較的少ない事が多いので覚えるだけなら問題ないことも多いでしょう。

当日その場で、何パターンも考えるというは混乱してしまうのでおすすめしません。

ある程度レッスンを積んでいる子か、理解力がかなり長けている子であれば可能かもしれませんが…。

当日に渡された場合は、とにかく台詞を覚える!書いて覚えるタイプの子は、筆記用具を持参するようにしましょう。

CM・スチールなど広告系の合格UPのコツ

CM・スチールなどの広告は爽やかで清潔なイメージが命!

オーディションに行くときは服装、髪型に気をつけましょう。

服装は指定がない限り、明るい色味の春服が好まれます。髪型も寝癖やボサボサ感がないように注意を払いましょう。

自然な笑顔ができるかもポイント!

何気に難しい自然な笑顔。普段はめちゃくちゃ可愛い顔して笑うのに、オーディション会場ではガチガチでモロ作り笑顔なんです。って思っている保護者さんも多いハズ。

普段の生活の中でも写真や動画を撮ること!

カメラ慣れは本当に大事です。色んな経験をさせたり、美味しいものを食べたりした時にさっと撮影しましょう。この時にカメラ目線とカメラ目線じゃないものの割合は半々くらいで!カメラは身近なものとして意識せずに自然な姿が撮れるようになれば合格率はぐっとUPします。

ミュージカル・舞台系の書類通過UPのコツ

ミュージカルや舞台のオーディションは少し特殊なので、詳しくはまた別の記事で紹介します。ここでは、最初の第一歩である書類選考通過率UPのコツを紹介します。

選考写真は、スタイルの分かるピタッとした服装で撮るのがおすすめ。色は特に何でもいいと思いますが、顔色が明るく見える色がおすすめです。

おすすめの服装
  • Tシャツ+ジャズパンツ
  • レオタード

音源提出のコツ

自由曲の場合、歌唱対象となる楽曲の一番下の音と一番上の音がワンコーラス内に入った曲を選曲するといいでしょう。要するに、募集役に必要なキーが問題なく出ますよということがアピールできれば問題ありません。

※どんな曲を歌うか変わらない場合でも、音域の指定はあることがほとんどなので、指定音域のキーで選曲すればOK!

動画提出のコツ

歌の場合は目線がキョロキョロしないこと、歌の表現が役に合っているかが大事。ダンスの場合は、基本的なステップがきっちり踏めているかが鍵!ダンスでもやっぱり目線や表情はかなり観られているのでしっかりと表現できるようにしましょう。

録音・撮影のコツ

音源や動画を撮る時はできればスッキリした部屋で撮ること。

一番のおすすめは音響や防音環境の整っている貸しスタジオで撮ることです。レッスンなどに通っている人はレッスン場を借りて撮影するのもおすすめです。

音源や動画は何回でも撮り直しができるので、妥協はしないこと。(でもなんだかんだで初めの方に撮ったやつが良かったりもします。)

ダラダラとしても集中力が切れるだけなので、時間に余裕があれば一日で撮ろうと思わず、2,3日予備日を作っておくといいです。

オーディション結果がダメでも焦らない!

必ずしも上手な子が合格するとも限らないのがこの世界のあるあるです。

もちろん実力はすごく大事です。しかし、完璧にできたのに落ちてしまうこともよくあります。逆に台詞を忘れたり、噛んでしまって失敗…ダメだと思っていたのに合格の連絡がきたということもあります。

イメージがピッタリだったりすると「実力<イメージ」で合格になるケースもよくある話です。

「じゃあどんなに上手でもダメなの?」と言われればそうではありません。

本当に上手な子は必ず誰かの目に止まるはず!

「今回は見送るけど、あのドラマのあの役には合うかもしれない。」とか「次のクールで使ってみようかな。」とか「メインじゃないけどサブキャストでこの役はどう?」と監督や制作から次のオーディションに声をかけてもらえたり、思わぬ役をゲットしたりすることもあります。

子役自身にやる気があって、オーディションにきちんと向き合っていれば、いずれきっと素敵なお仕事ができますよ♪